Misaki Nishinaka

I sing my mind with flute.
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CONTEから始まる物語


高校生の頃を過ごした首里。
私が生まれる前からあるという喫茶店があった。
よく学校をさぼって、そこへ行った。
アイスコーヒーとシナモントーストしかオーダーしたことがない。
気がついたら、昨年、閉店した様子だった。
その閉店した喫茶店の近くにCONTEというカフェがオープンした。
このカフェは昨年の10月にオープンしたばかり。
私は、沖縄にいる時はこのカフェに絶対に行く。
なんだか、落ち着くし、やっぱり首里が好きなんだと思う。

首里を歩くと、10代の頃の「いろいろ」を思い出して
胸がギュとなる。鳥掘のバス停を数えきれない程利用した。
いつも大荷物だった。どっさりと楽譜を持って。
そして大事にフルートを持って。
フルートを持って出掛けない日はなかった。

今の私は荷物は少なくなった。そして、すぐタクシー!と手を挙げる。

フルートとは距離感も必要なんて言い訳をするようにもなった。


金曜日。雨の沖縄。
おもろまちから「タクシーで」CONTEへ。
カウンター越しに五十嵐さんがお帰り!と言ってくれる。
私はけっこうそれが嬉しかったりする。
毎回、店中をぐるりと見渡す。

CONTEで心地よい空間のヒントを探しているんだ。

ちょっと慌てて食事をした。
桜坂劇場で映画「人魚に会える日」を観に行く予定だったから。
慌てて食べても美味しい物は美味しい。
沖縄県産の野菜を食べると健康を保証された気がしてくる。
CONTEの器は手に馴染む。
うん。これも心地よさのひとつだね。
次回はもっとゆっくり来ようと思った。

そして、食後のハンドドリップの珈琲がきた。
私は目の前のその白いマグカップを見て
「山口さん!」と心の中で叫んだ。

「このマグカップの作家を知っている!」

2011年、東京から沖縄へ活動拠点を移した年。
私は一ヶ月かけて八重山諸島の学校を中心に21校訪問し、
演奏や指導を行った。
学校訪問の最後の地は与那国島。
私にとっての初めての与那国島だった。

比川小学校からスタートし、島にある全5校を訪問。
行く先々で皆さんが歓迎してくれた。
そのなかで、陶芸家の山口さんと出会った。
山口さんは竹笛名人でもあった。
ある日、笛吹き二人で即興演奏を聴かせてくれたのを覚えている。
ユニット名は「シビランカ」だった。
私はこの言葉がすきになった。
いつかオリジナル曲にこのタイトルをつけるのだ。

沖縄本島に帰る日、
宿まで山口さんの息子さんが来てくれた。

お土産にと白いマグカップを二つくれた。

私は、また絶対に与那国に戻ってくるから
…と、そんな思いしかなかった。


つづく






Coyote 特別編集号「冬こそ沖縄」刊行記念 西仲美咲ライヴ

2016年 3月25日(金)

西仲美咲(Fl)竹内大輔(Pf)

Open / 18:30
Start / 19:00
参加費 / 2500円(ドリンク代別)

会場 /
RainyDay Bookstore & Cafe

住所 / 東京都港区西麻布2-21-28 スイッチ・パブリッシングB1F

ご予約方法はこちらから →
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「あかばなーのうた」

RELEASE:2012.9.3
2100円(tax in.)MNR-002


NEW Album

「LEQUIO HISTORIA」

NEW RELEASE:2015.10.10
2000円(tax in.)SWCD-001

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